糖質制限で減量したり、現状維持に挑戦する記録

高寺伸吾・45歳。2015年頃、都合9ヶ月間で約38kg減量。今は食生活を昔に戻しつつ、ジョギング等で体を鍛えながら減量中。

糖質制限で急死した作家について

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先月、糖質制限ダイエットにおける第一人者として知られていた、作家・ライターの桐山秀樹氏が心不全により、61歳という若さで急死したことが広く報道されました。

糖質制限を行い、1年程度で35kg以上のダイエットに成功した私のことを知る友人らからは、お前も大丈夫か?というメールなどを多数頂きました。心配して頂いたことは非常に嬉しい限りです。

ですが、氏の死因は決して糖質制限だけが原因ではありません。様々な要因があって心不全に至ったはずです。元々、桐山氏は重い糖尿病と高血圧などを持っており、それが糖質制限で痩せた結果、治すことができたのだそうです。つまり、痩せなければ、61歳を待たずとこの世を去っていたのかもしれません。(氏の著作を読んだことは無いので、氏に対する思い入れや思い込みは全く無いのですが、「3週間で20キロのダイエットに成功した」というのは流石に盛り過ぎも甚だしい思っています…。)

そもそも、糖質制限の思想は、糖尿病患者が糖質摂取後にインスリンが分泌しないために考えられた食餌療法であり、糖質制限が心不全の原因であるのであれば、糖尿病患者の多くは心不全で死んでいるはずなのです。(現実、そういう事実はありません。)

マスコミの悪い癖で、何でもレッテルを張りたがる性質が顕著に出た例だと思います。極端な対処法である糖質制限は体に負荷をかけるのではないか?=急死の原因=悪、と短絡的に一般の多勢の人が想像しやすい理屈に結びつけ、そういう風潮を流布しているのです。実際、糖質制限が死亡に繋がるといったエビデンス(科学根拠)は報告されていません。

実際、私はこの一年、病院に通いながら、定期的に検診を受けつつ、医師の指導を受けながら糖質制限で減量を行ってきました。過去の記事でも報告している通り、殆どの見地から減量前と比べると遥かに健康な状態になっています。(唯一、たんぱく質中心の食生活になってしまっているため、尿酸値だけが高くなり、今でも薬を服用していますが、それを勘案しても痩せる前の状態と比較すると、今のほうが遥かに健康的だと医師から太鼓判を頂いています。)

もし来月辺り、私が心不全で急死したら笑ってやってください。やっぱり、糖質制限は悪かったのだと。まぁ、そうはなるはずは無いでしょうけどね。