糖質制限で減量したり、現状維持に挑戦する記録

高寺伸吾・45歳。2015年頃、都合9ヶ月間で約38kg減量。今は食生活を昔に戻しつつ、ジョギング等で体を鍛えながら減量中。

6/10 1983日目 今日は山間の宿に

今朝の体重:計測せず

外泊のため測っていない。

<朝>

携帯のアラームで目が覚める。まずは大浴場へ。サウナこそ無いが温泉と水シャワーの往復でいい感じに整う。

その後、朝食を頂くことに。普段朝食は食べないが、こういうところに来ると頂いてしまう。ホテルのスクランブルエッグ好きなんだな。ウイスキーを持ち込んで朝からハイボールでキメることに。旨し!

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ホテルをチェックアウト。ちょいとロビーで作業を行った後、近くの駅までバスで送ってもらうが電車に接続した発車の時間までしばらくあるので最後に海を眺めに行くことに。昨日の夕方よりも潮が引いていて広く岩が広がっていた。海、いいなぁ。

やがて時間になり最寄りの駅までマイクロバスで送ってもらう。申し訳ないことにバスに私一人だった。

駅に着いてしばらく時間を潰す。時間になって外房線に乗車。新型車両だが乗客はほとんど居ない。ロングシートでも十分飲める感じだった!車窓をつまみに乾杯だ。

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少し東京寄りの「大原」に到着。ここから房総半島を横断し、外房から内房へ向かうのだ。1両編成の小さなディーゼル機関車が菜の花や桜とともに映って非常に可愛らしい「いすみ鉄道」「小湊鐵道」に乗るのだ。

そして今晩は房総半島のど真ん中、養老渓谷の温泉宿に泊まることにしている。養老渓谷駅に行く電車は乗り換えの関係で1時間以上後になるらしい。親切ないすみ鉄道売店のお姉さんが教えてくれた。

「大原で時間つぶしたほうが良いですよー」とお姉さんの教えに従って観光案内所へ。案内所のおっちゃんに、1時間程度時間潰すならどうしたらいいすかね??と尋ねたら、「チャリ貸すから海でも眺めてきたら?」とのこと。なら従うべし。チャリ代100円払って漕ぎ出す。

<昼>

なんだろ。見知らぬ町をチャリで漕いでいるのってちょいと不安があるが逆にとても楽しい。見覚えのない町、ましてや漁港の町。普段の風景と全く違う。

漁港を抜けたところの高台の神社が風景が良い、との観光案内所のおっちゃんの話だったので漁港を走っていると見知らぬ風景のはずだが何だか見覚えがある、釣り漁船屋と軽トラの風景が。

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テレビはNHKしか観ない私だが、「鶴瓶の家族に乾杯」という番組があり、つい数ヶ月前に鶴瓶氏が取材に来ていたところだった。店先で作業していたお兄さんに声掛けたらまさに番組に出ていた人だった。しばしお兄さんと会話を交わす。

結局、神社までは道に迷って行けず、何だか漁協の寄り合い所みたいなところの高台までは来れた。漁港や外海が望めて非常に気持ちが良い!

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チャリを観光協会に返却。「鶴瓶の~」の話でおっちゃんと盛り上がった。1時間100円の時間つぶし、非常に有意義だった。

いすみ鉄道売店のお姉さんとも「鶴瓶の~」の話でもうひと盛り上がり。やっぱりチャリ借りて正解だったなぁ。

さぁ、13時過ぎ。いすみ鉄道で房総半島の中心を目指すことに。

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何だか高校生が多数乗車していた。多数といっても首都圏の多数とは数が違うが。発車すれば一気に車窓が緑一色になる。ボックス席で車窓を眺めながら飲む酒は美味い!

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いすみ鉄道の終着駅、上総中野に到着。乗り換えるは小湊鐵道のキハだ。渋い!!たまらん。乗っていると運転手さん?が「すみませんがブラインド下げてもらえますか?」と。発車のエネルギーのため、エアコンが効きづらくなるのだとか。

乗っていると車掌さんが検札に。上総中野~養老渓谷までの切符がパンチ式の車補だ。ヤバい!たまらん!

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つい興奮してしまい、車掌さんに「パンチ式の車補、めっちゃ熱いっすね!」と声をかけてしまい、でも車掌さんもこっち側の人で「今年の3月乗ってきたんですよー」と、青森の鉄道の話でしばし盛り上がってしまい。いいわ。。。小湊鐵道ヤバい。

私が降りる駅はひと駅目だったのでじっくりと運転席を眺めていると、先程の車掌さんが「バスの乗換え時間」を教えてくれるためにわざわざ再び声がけてくださった。宿に直行するので大丈夫ですよー、と返答させて頂いたが。

養老渓谷駅にてのキハ。渋く非常に良い顔つきだ。ホームの奥で立っているのが例の車掌さんだ。

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電車を見送る。車掌さんに手を振りながら。 車掌さんに手を振られ返されながら。ヤバい。小さな山村の駅の中、エモい電車と話の合う親切な車掌さん。何だか泣きそうになった。これはファンにならざるを得ない。いすみ鉄道小湊鐵道のファンが多いのもうなずける体験だった。

さて、駅から宿へは徒歩で20分程度のようだ。酔い醒ましがてら歩いて向かうことにした。…。スマホの地図を見ながらではあったのだが、どうも大幅に道を間違えてしまったようだ。恐らくこのまま先に突き進むととんでもない方向に行ってしまう気がする。。。なのでおとなしく駅前に戻ることに。暑い中、汗だくになって無駄なウォーキングをしてしまった。

結局、宿に電話して車で迎えに来てもらった。。。車で宿まで5分。。。

さて、チェックインして部屋に荷物を置く。なんと旅館の部屋には冷蔵庫が無かった!令和の時代にこんなことがあるだろうか。気の良い旅館のママに「冷蔵庫って無い感じっすか?」と聞くと「預かるよ!」と。うーん、まぁ、ねぇ。有り難いんだけど、そういうことではないんだがな。。。

冷蔵庫問題は置いておいて、まずは宿の近くのお寺を訪問することに。川を超える橋の先、けっこうな上り坂・階段を登ってお寺に到着。まぁ、あるあるだが、境内には車が止まっており、坊さんらは裏道から車通勤のようだ。境内にあった自販機で少々お高い値段の水(いろはす)を飲みつつ、東屋でしばし休憩。

寺を降り、夜のハイボール用の炭酸水や氷などを求めに国道を歩いていく。すると軽トラの前で佇んでいた爺さんが「こんにちは!」と挨拶してきたので「こんちはー」と返答する。私も柔軟な性格なので、「お父さん、何やってんすかー?」と聞くと「畑の草刈ってたんだよー」と爺さんが返答。

そこからしばらく爺さんの話が止まらない。元公務員で草刈機を何台か持っていて、ヘッドの部分を変えると雪かき機にもなるんだ、とか、ミシンで縫い物をやっていて着けているマスク(ドラえもん柄)も自分で縫ったり、そこの店ののれんも自分が縫ったとかなんとか。

私、こういうジジイ・ババアと縁が強く、場合によっては良い出会いになってその後の行動にプラスになったりすることがあるのだが、多分、このジジイは特にプラスにならなそうだと判断。

「ところでこの先にコンビニみたいなお店ありますー?」と最低限自分にプラスになる情報を引き出して別れようと問いかけたところ、「あー、この先の交差点のところに前田屋って店があって何でも買えるよー」という情報を引き出すことに成功。ジジイと別れて歩き出す。(てかその軽トラで前田屋まで送れよ、と喉まで出かかったが。)

で、前田屋である。

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「何でも揃っている」オーラの無さたるやこの上無し!!

そして期待を裏切ること無く、「炭酸水」も「氷」も扱っていなかった。

だよなー、と思いつつ宿に戻ることに。路傍に咲いていた雑草?の花が何だか綺麗だった。

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途中の自販機でウィルキンソンの炭酸水は売っていることは確認済みだったのではあるが。それを買って戻ることに。

しかし、養老渓谷、バブル期?はそれなりに儲かっていたのだろうが、あちこちに今や空き家・廃墟になっている元ホテルが少なくない。廃墟ちゃんねるに出てきそうなホテルがあちこちにあった。

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ほんとはもっと奥まで見たいが、一応入場禁止の表示があったりするので入り口から眺めて写真を撮るだけにしておく。どうよ、この芸術的なまでの廃墟感。

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廃墟はどこもカビ臭い。

<夜>

さて、ひとまず入浴をすることにしよう。このあたりの温泉は黒い湯が特徴とのこと。ヌルヌルしていて硫黄というか石油の匂いが特徴だ。だが、非常に体に良い感じがする。

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浴後、しばらく自室で作業などを行う。完全オフでは無いので作業対応もしばしば行っているのだぞ。

作業後、夕食を頂くことに。房総半島の山中、鴨しゃぶがメインディッシュで、その他に鮎の塩焼き・刺身などが並ぶ。

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鴨しゃぶ、大量のきのことネギの汁とともに頂けば非常に旨し!

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汁まで飲み干してしまった。鴨、美味いなぁ。

追加プランで「すっぽん」と「牛」プランがあったのだが、スタンダードの鴨しゃぶが一番魅力的だった。決して金が無い訳ではない。個人的に鴨ブームが来ているのだ。

食後、温泉の時間貸しの時間が来た。なのでひとっ風呂浴びることに。じんわりと温泉に浸かる。気持ち良い。

浴後、女将さんに預かって冷やしてもらっていた炭酸水などを返してもらい、氷などを頂いて自室でハイボールを飲みながら作業夜の部などを行うことに。

作業後、ゆっくり過ごして早めに就寝することに。