糖質制限で減量したり、現状維持に挑戦する記録

高寺伸吾、41歳。2015年から2016年にかけて、都合9ヶ月間で約38kgの減量に成功。ひとまず今は現状維持を目指しています。

6/15 1988日目 黒部峡谷へ

今朝の体重:86.7kg (2016/5/1の74.2kgから+12.5kg 昨日から-0.1kg)

微減か…

<朝>

起床し、入浴を済ませてゼロペプシを飲む。今日は「空いてるうちにロケハン&ワーケーション」第2段、富山の「黒部峡谷鉄道」に乗りに行くのだ。

いろいろスケジュールを考えていると来週辺りからいろいろ忙しくなりそうなのだ。なので先週の千葉・房総半島編から舌の根も乾かぬうちだが、今のうちに行っておくことにしたのだ。

家を出て大宮駅へ。北行きの新幹線に乗るときはさいたまは有利だ。東海道新幹線の新横浜感覚だ。大宮駅の構内でつまみ等を調達する。

はくたか559号に乗車。大宮時点で窓側の席だけ6割程度の乗車率か。

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早速、車内バーを楽しむことに。ブロッコリーのペペロンチーノ、牛タン屋のおつまみセット、チキン弁当の唐揚げだ。糖質0ビールで昼から乾杯だ。旨し!

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つまみも旨いが一番のつまみは車窓だ。久々の新幹線車内の雰囲気の中、高崎を過ぎて軽井沢以降の長野の山々の風景が大変良い。

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長野は仕事にプライベートにとよく訪れたのでポテンシャルの高い土地であることを知っている。いずれまた訪問しようか。

長野以降、もうちょっとお客さんが乗って来るのかなー?と思っていたが、そんなこともなく車両全体で1割程度の乗車か?

車内バーしながら車窓を眺めたり、作業したりすれば2時間などはあっという間だ。富山駅の手前、「黒部宇奈月温泉駅」で下車。その後、約30分在来線に乗車する。その路線もいい感じで鄙びたローカル線で車窓をつまみに0ビールが美味い。

その後、宇奈月駅に到着。その後、徒歩で数分の黒部峡谷鉄道に乗り換える。

まず、「黒部峡谷」をざっくり説明すると、富山県東部に位置する峡谷で、日本一の深さのV字型の谷だそうだ。北アルプスに源流を発する黒部川がぐいぐい山を侵食してすんげー谷を作った訳だ。国の特別天然記念物に指定されているらしい。

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この黒部川、勾配が強く川の流れが急で、かつ豪雪地帯のため一年中水量が多い。そんな川のポテンシャルを発電目的に水力発電所を建設しようと活かそうと気づいたのが何と大正時代だそうで、建設のための資材運搬する作業用鉄道としてこの鉄道が敷設された。

当初から地元の人達の足として乗せていたそうだ。やがて地元民以外の観光目的の客も乗車し始め、「安全の保証はしない」という札を掲げながらトロッコに乗せていたとか。

日本でも有数の規模で有名な「黒部ダム」の建設時にも資材運搬で手伝ったらしいが、発電所建設などを一段落し、作業列車としての大きな役目を終えた後、本格的に観光用のトロッコ列車として大きく舵を振って今に至るようだ。

今や全国各地に観光用トロッコ列車があるが、そのパイオニアである黒部峡谷鉄道。せめて一度は乗ってみたかったのだ。

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webで見ていると、「背もたれのある上等列車のほうが良い」と情報があったので切符売り場のお姉さんに相談すると、「今日は天気も良いし、トロッコの方が良い。上等列車の方はクーラーも無いし」とのことでプロのお姉さんに従ってトロッコの方に乗車。私が指定された3号車は外に乗客が居ない。

ホームの駅員のおじいさんにこの電車の起こり等をwebで知った知識を確認するとやはりちょっと違っていたらしい。発車直前までその歴史等をインタビュー。「詳しくは帰りにここ、宇奈月駅の博物館を参照されたし!」と言われながら、電車はゆっくりと発車した。お互い熱く手を振って駅員のジジイと別れる。

ロッコ電車、非常にたまらない。こんな感じでオープンエアな中、山岳地帯・峡谷ギリギリを攻めて行くのだ。私の乗った3号車は誰も居なくて貸し切りだった。

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結果、駅のお姉さんをリスペクト。エメラルドグリーンの池や、切り立った山肌が美しく、峡谷をそよぐ風が涼やかだ。こりゃ好天のもと、トロッコが最高だ。

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トンネルに入ると、クーラーのようにひんやり涼しい。これもトロッコ列車でなければ感じられない醍醐味だ。

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この繰り返しの中、ビールなどを飲みながら自然の風景を眺めつつ、ずっと楽しみながら約1時間20分の旅程を楽しんだ。

webで調べると「峡谷にすぐに飽きた」という意見が多かったが、この旅程を以て外に何が楽しいのか問い詰めたい。大自然の峡谷✕小さな列車✕ビール、この掛け算が非常に楽しくて仕方なかった。背もたれの無いトロッコ車両、自然を感じられてとても楽しい。

途中、逆方向の列車に本気で整備などしていたであろう作業者のおっちゃんらが普通にトロッコに乗っていた。この列車は未だ作業列車でもあるのだ。「活きている」感じがまた熱く感じた。

そんなこんなで峡谷鉄道の最奥である、終点「欅平駅」に到着。今夜はこのまま峡谷鉄道の奥に宿泊するのだ。宿は「名剣温泉」だ。トロッコ列車の最奥駅にある一軒宿。これこそ秘湯の名にふさわしい宿だ。駅から少し歩く。

ほんとは今日でなく明日宿泊したかったのだが、先日電話で問い合わせると「明日は休みで今日だったら大丈夫なんですけど…」と逆提案され、予定を調整して今日、無理やりここまで来たのだ。

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温泉好きにはたまらない「日本秘湯を守る会」の提灯がかかっている。

まずはチェックイン。アイスコーヒーを頂きながら手続きを済ませたり、宿のルールなどを学ぶ。

だが、まず部屋に入って移動中に打診のあったビジネスパートナーとオンラインMTG。ただのバケーションでなく、ワーケーションなのだ。風呂前に仕事のMTGを済ませる。

MTG後、夕食時間の30分の間にまずはざぶんと入浴をすることに。今日宿泊する部屋の斜向いが内湯なのだ。立地的にいい感じである。

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内湯とはいえ、峡谷の山々が窓越しに見えてまるで露天の雰囲気だ。非常に気持ち良し!

<夜>

30分の入浴を終え、指定の時間である17時半、夕食を頂きに食堂へ。

この宿は山奥の宿ではあるが、ただの山小屋のようなものと異なり、施設や食事が良いことでも有名なのだ。

まずは前菜類を頂く。うどやわらび等の山の山菜が非常に旨し!ビールで乾杯だ。

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ここは富山。日本海の海の幸も豊かだ。我々と同じく、トロッコ列車で運ばれてきたという刺身がまた美味い。山の中で頂くものとは思えぬ新鮮さだ。

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そしてさっきから出ているのだが、料理長が山で採って来たという「根曲がり竹」の素焼きだ。

母の実家の青森では「姫竹」と言うのだが、いつも缶詰のものばかりで生の焼いたものは初めて食べた。この辺りではちょうどこの季節だけ採れるご馳走だそうだ。これ、何よりものご馳走だわ。非常に美味し!

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ご馳走はまだ続き、山菜の天ぷら盛り合わせだ。白海老も盛ってあるのが北陸ならではだ。しかも、温かい手前のものから食べるように盛り付けていた。板さんの技術が分かる逸品だった。どれも旨し!

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天然の岩魚の焼き物も熱々のまま出てくるし。旨し!

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ご飯は謝絶するはずだったが、なんと根曲がり竹の炊き込みご飯。。。つまり、筍ご飯だ。炭水化物を謝絶しているはずだったが一杯だけ頂いてしまった…。これは仕方ない。。。

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実は牛肉の陶板焼きもあったのだがそれ以上のご馳走ばかりで圧倒されてしまった。特に季節外れの変化球筍ご飯、美味かったなぁ。。。

なるほど、温泉は勿論、食事も美味い宿というのは本当だった。非常に満足。部屋や設備もとても綺麗だし。

食後、貸し切り湯の時間になったので湯に浸かることに。やっぱり硫黄が少し感じられるいい湯だなー。

その後、仲間と少し電話で話すことに。湯の後は自己申告制で飲んだものを後払するとのことで缶ビールを一本頂きながら。ちびちび飲みながら仕事の話等もしつつ。

やがて自室へ。軽く作業を行った後、自室の斜向かいにあるので内湯にざっぷり浸かる。フロントで譲ってもらった氷でハイボールを飲みながらまた作業を。BGMは峡谷の川の流れだ。非常に良い音だ。

作業を終えて一段落。寝る前にもう一度、斜向かいの内湯にざぶん。その後、自室でゆっくりし、てっぺんを超えた頃に峡谷の音を聞きながら就寝することに。