このブログでも度々登場する糖質0麺。麺好きの私にとっては麺をすすりたい欲求を満たしてくれる、強い味方です。ですが、麺を煮込むと柔らかくなりすぎてしまうのが少し残念です。
そこで、以前考えたのが、麺を麺としてではなく、米の代用と捉え、チャーハンにしてみたところ大成功でした。(参照:発想の転換!糖質0麺を使って作ったアレがすごく旨い!)
ですが、やはり麺は麺として美味しく食べたい…。そう思い続けてもいました。そこで閃いたのが”麺を揚げる”ことでした。糖質0麺を油で揚げ、パリッパリにしてかた焼きそばにできないかと考えたのです。糖質は摂取できなくても、油やカロリーは無視できる糖質制限ダイエットならではの調理法といえるでしょう。
試しに少量の麺を揚げてみたところ、なんと、糖質0麺の素材であるこんにゃくの部分が食感に思いっきり前面に出てしまい、パリッとした食感ではなく、グニャグニャとしたまるでグミキャンディーの出来損ないを食べているような食感になってしまい失敗。予想外の結果でした。
では、多めの油で麺を焼き、少し焦げ目を付け、外はパリッ、中はモチモチの麺である”五目焼きそば”にしてはどうかと考え、作ってみることにしました。
糖質0麺は、ザルに押し付けるようにして思いっきり水を切り、ペーパータオルで水気を取ります。フライパンに多めの油を敷き、半分揚げる感覚で焼いていきます。周囲に焦げ目がついてきたら麺は完成です。揚げた時ほどグニャグニャした食感ではなく、麺にコシ(硬さ)が出てきてなかなかいい感じでした。
野菜(キャベツ・白菜・長ねぎ)、豚肉を炒めていきます。本当は人参やパプリカでも入れれば見栄えするのですが、糖質高めな野菜は控えましょう。塩胡椒、中華だしの素、酒(糖質0日本酒)、醤油で味を付けます。
五目焼きそばで重要なのが、野菜を包む”あんかけ”です。通常では片栗粉を使いますが、たっぷりと糖質が含まれるので避けたいところ。そこで使うのが粉末寒天です。片栗粉のようにトロミをつけることができるのだとか。
寒天でトロミを付けるのは初めての体験…。炒めた野菜に、水に混ぜた寒天を投入します。
完成!見た目はなかなか美味しそうにできました。
麺の食感は、先に触れたようになかなかいい感じです。そのままの糖質0麺よりも硬くなり、麺を食べている実感がします。具材も中華風味で良い味付けです。
ですが、食べ続けるのがなかなか辛く、半分以上残してしまいました…。今回の最大の敗因は”油がきつすぎる”ことでした。麺を焼いて皿に盛るとき、油はなるべく切ったつもりでしたが、麺自体が全く油を吸わないこともあり、思いの外麺にまとわりついていたようです。ペーパータオルでしっかりと油を切るべきでした。2点目の敗因としては、あんかけの失敗。大分、トロミが強すぎてしまいました。もっと水分を多めに入れれば、自然なトロミが再現できたかもしれません。
と、結果的には成功とは言えないものになってしまいましたが、改善していけば美味しいものになりそうなポテンシャルは十分に感じることができた挑戦だったと思います。