表題通り、今日は私が全く勘違いしていた話です。
糖質制限が長く続けやすい理由として、第一に、味付けや調理法さえ気をつければ、比較的、肉や魚など、お腹いっぱい食べても良いという点が挙げられると思います。そして、第二に、酒類さえ選べば、酒を飲んでも構わないという点が挙げられると思います。
無類の酒好きの私からすると、もし酒がNGだったらとっくに挫折していたはずです。
飲んで良い酒類は、蒸留酒です。発酵させたアルコール分を、一旦気化させたものを冷やして液化した酒のことです。具体的に挙げると、焼酎・ウイスキー・ジン・テキーラ・ウォッカなどです。対してNGなのは、発酵させたアルコールをそのまま飲用に用いる醸造酒というものです。日本酒・ビール・ワイン・マッコリなどがそれにあたります。
ビールに次いで好きだったのがウイスキーでした。糖質制限を始めた当初は、やはりビールが飲めないのは辛かったですが、今ではすっかり慣れてしまい、一杯目からハイボールで始めています。たまにビールを口にすると、やっぱり旨いなと思うと同時に、甘いな…とも感じるようになり、すっかりハイボールの爽やかさの方が好みになってしまったようです。
日本にウイスキー作りをもたらした、ニッカウイスキーの創業者、竹鶴政孝の人生を描いたNHKの連ドラ「マッサン」の影響もあり、昨今、まれに見るウイスキーブームが巻き起こっています。糖質制限者にとっては非常に助かる風潮で、今ではどこの居酒屋に行っても大抵ハイボールをいただくことができ、かつ、バー顔負けのウイスキーの種類のラインナップを準備しているお店もあり、不自由なく飲み会に参加することができています。
そんなハイボールを手軽に楽しめるのが缶ハイボール。「ウイスキーがお好きでしょ」のキャッチでよく知られるのが、サントリーの角ハイボール缶です。
ずっと信じてたこいつですが、ある日、とんでもないことに気づいたのです。
糖質が含まれていないはずのハイボールなのに、炭水化物が100mlあたり2.2g、1本あたり7.7gも入っていることに!!
原材料を見ると、レモンスピリッツなどが書かれており、きっとこの果汁分とかが悪いのだろうと思い、それ以来、角ハイボール缶を避けるようにしていました。
兄弟商品である、「濃い目」の方は潔く、原材料にモルト・グレーンとしか書いておらず、その結果、炭水化物量は0なのです。
ニッカのハイボール缶も、原材料にモルト・グレーンとしか書かれておらず、炭水化物量が0となっているのです。
これらを鑑みると、ノーマル角ハイボール缶の副材料が何かしら影響していると考えるのが自然ではないでしょうか。他の商品みたいに、素直にウイスキーを炭酸で割って缶に詰めれば良いのに、と思ってしまいます。
そこで、なぜ、ノーマル角ハイボール缶には炭水化物が含まれており、濃い目の方には含まれていないのか?その辺りを、先日、サントリーのお客様センターにメールフォームから問い合わせてみました。すると、こんな返答を頂きました。
このたびは、角ハイボール缶について、お問い合わせをいただき、
誠にありがとうございます。「角ハイボール缶<濃いめ>」は“角瓶とソーダ”のみで作られておりますが
「角ハイボール缶」につきましては、爽やかな風味を実現するために、
通常(alc7%)の「角ハイボール缶」の“角瓶とソーダ“に加えて、
“レモンスピリッツと食物繊維“を使用しています。炭水化物は、食物繊維と糖質で構成されています。
また「糖類」は、糖質を構成する要素のひとつです。
角ハイボール缶シリーズは「糖類」は0gですので、炭水化物2.2gに
あたるものは食物繊維とお考えください。以上、ご参考にしていただければ幸いです。
なんと!炭水化物量にあたるものは「食物繊維」の量だったとは…。サントリーさん、ごめんなさい!!誤解していました。(よくよく缶を見ると、糖類0gとも書いていましたね。炭水化物のショックに、そちらにしか目が行っていませんでした。)
ただ、角瓶をソーダで割って缶に詰めるだけでなく、角ハイといえばレモンの風味、ということでそれを加えるために、糖質を相殺しようと食物繊維を加えたのでしょうか?うーん、そうだとすると、なかなかの企業努力ですね…。
という訳で、角ハイボール缶は糖質0ということなので、安心していただきましょう。