糖質制限で減量したり、現状維持に挑戦する記録

高寺伸吾・45歳。2015年頃、都合9ヶ月間で約38kg減量。今は食生活を昔に戻しつつ、ジョギング等で体を鍛えながら減量中。

4/13 2655日目 越後湯沢・苗場 2日目

朝の体重:計測せず

外泊のため計測していない。

<朝>

携帯アラームで早めの時間に起床する。昨晩は寝落ちのおかげで結局ガッツリ寝ることができた。身支度を整えて部屋を出る。

早朝に起床した理由はジョギングだ。早春の高原で朝イチから走ることに。ホテル内のスキー施設の中で準備運動を済ませ、ホテル外に出て走り始める。

気温は4℃となかなか寒い。あちこちに雪が残っている程なのでこれくらいの気温は当然か。昨日と打って変わって青空が綺麗に晴れて気持ち良い。走っているうちにやがて山の稜線から日が出てきて明るくなってきた。

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山間のスキー場なので上り下りの坂が多いが、普段と全く違った景色が美しく楽しい。ついついふきのとうの生育状況に目が行ってしまいがちだが。ゴンドラ駅付近まで走って折り返す。

部屋に戻って湯に浸かる。半身浴でがっつり汗を流して気持ち良し。

浴後は朝食だ。普段朝食は取らないが、昼食兼用で頂いてしまうことに。休みなので朝から瓶ビールで乾杯だ。旨し!ザ・ホテルの朝食といった感じだ。

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ホテルのオムレツって美味しいよねぇ。夕食同様、メニューは全ておかわりOKなので卵料理をスクランブルエッグで追加発注。それもそれで旨し。食後、コーヒーを飲みながらゆっくり過ごす。

部屋に戻り、作業開始。午前は作業時間に充てることにしていた。すでに飲んでいるのでレモンハイを飲みつつ。これまで来ていた連絡に打ち返したり、企画書のドラフトを作成する。途中、部屋の掃除に係りの方がやってきて作業してもらったり。永田町オフィスのビジネスパートナーのプレゼン風景をリモート録画・編集した。

<昼>

やがて作業を終えて店じまい。着替えて荷持を持ってホテルを出る。午後はホテル周辺の山をハイキングすることに。水芭蕉鑑賞とふきのとう収穫が目的だ。山道を歩いて行く。豊かな自然の中、非常に気持ち良い。

ホテルから少し行った所に水芭蕉の群生地がある。尾瀬ばりに木道が整備されていて、群生地を鑑賞しながら歩くことができる。

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事前にホテルの人に開花状況を問い合わせていたこともあってまさに満開。ちょろちょろ流れる川のあちこちに咲く水芭蕉が非常に綺麗だ。

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そして昨日と違って晴天!昨年は桜は晴天、水芭蕉は曇天だったので、青空と太陽のもと水芭蕉の風景を眺められて良かった。

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水芭蕉の鑑賞を終え、次なる目標である「ふきのとう」採取を実施する。香りが強く、ホロ苦いあの風味が個人的に大好きなのだ。

ただ、今年は雪解け・春の到来が早かったようで花が咲いてしまったふきのとうが多い。花が咲いていると苦すぎて食用に適していない。花が開くか否や程度のつぼみの状態のものが最適なのだ。それを探して歩く。

なるべく山奥の寒い方に往けばまだつぼみのふきのとうも多かろうと、ずんずん山道を歩いていく。道端にふきのとうが無いかどうかじっくり眺めつつ摘みつつ。

奴らは根から生えた新芽なのである。そのため、同じ根から生えて群生する習性がある。一度、いい感じのふきのとうが出ていれば、その周辺の枯れ葉の下には同じようないい感じのものがあったり。花が咲いてしまったものが多い中も摘みながらずんずん山奥へ。

この道をずっと行くと徒歩でしかたどり着けない「赤湯温泉」という秘湯に至るらしい。その秘湯まで3/1程度まで行った所で道に雪が覆いかぶさっていた。

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「安全第一」「命あってこそのふきのとう」をテーマに歩いてきて、危なさそうなところに生えているふきのとうは見送ってきた。この雪道を往くのは危険極まりない。なのでここで折り返して下山することに。下山しながら、見逃していたふきのとうがけっこうあるので摘みつつ。

やがて途中で摘んでいると、下から登ってきた翁ありけり。「こんにちはー」と声をかけられる。「どうもー」と返答する。

私と同じ目的でふきのとう摘みに来たそうな。「お兄さんは上から来たの?」などと探りを入れられる。途中、明らかに『先にやられたー』的な表情をしながら。無難な会話を交わしてその場を去る。すまんな、ジジイ。この先は私が刈ってきた後の焼け野原だぜ。

その後もふらりふらりと寄り道しながらふきのとうを摘みつつ、結局3時間以上山歩きしていた訳だ。山菜摘み、これは非常に楽しい。山歩き自体好きだが、更に後で調理して旨いものをただで収穫できる。これは私の好みに沿った趣味かもしれない。

「花が咲いていい感じのものが少ない」と言いつつもかなりの取れ高。うーん、この写真をPCの背景にでもしておきたいくらいだ。

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やっとホテルの自室に戻る。まずはこれまでに来ていた連絡をざっと打ち返す。

その後はバスルームでふきのとうの下ごしらえだ。外の皮を剥がし、水で洗う。泥や枯れ葉などが多く、葉の中に虫が居たりもするので丁寧に洗ったり。

摘んでいる時はまるでスーパーマリオの金貨ゲットのような感覚で変なアドレナリンが出ていたので喜び勇んで取っていたが、下ごしらえは超面倒なことを忘れていた。洗えども洗えども減っていかない…。私はふきのとう加工業者か何かだっただろうか?と思いながら。数時間前の自分に「お前、ちょっと取りすぎだぞ」と言ってやりたい。

そんなこんなでようやく下ごしらえ完了。するといろいろ想定しているスケジュール上、そろそろ温泉に浸からなければならない時刻に。フロントで無料券とタオルを受け取って温泉施設へ。

やはり非常に気持ち良し。濁って鉄臭い湯が最高だ。山歩きの疲れを癒やす。昨日と同様、湯上がりにマッサージチェアでほぐされまた気持ち良し!

<夜>

迎えの車でホテルへ戻る。自室で少し作業などを済ませて夕食を取りにレストランへ。今夜も飲み放題とともに。ビールで乾杯だ。旨し!

メニュー自体は昨日と同じだが、バリエーションが昨日と異なった内容なのでいい感じだ。

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昨日も散々飲ませてくれた接客係の若い男性。「今夜もガンガン行きましょう」とビール等をすぐに勧めてくれる。ホテルの裏話なども聞きながら。

「ふき味噌」旨いよねー、と伝えればすぐに大盛りでお代わりを用意してくれたり。「シェフも酒飲みなんで気持ち分かってるんですよー」と。ぜひ、シェフに宜しくお伝え下さいと。

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こごみは天ぷらにすると旨いのね。赤魚、ふき味噌載せ焼きで美味かった。焼き魚にふき味噌はいいね。真似よう。

メインはローストビーフ。ソースが昨日と違っていた。

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例の青年が「お代わりお持ちしましょうか?」「ビュッフェなのでどんどんいっちゃいましょう!」とノリが良く。こういう感じ、嫌じゃない。なのでビーフとふき味噌をお代わりしつつ、赤ワインを頂いた。

いい感じで満腹&良い酔いになってピットアウト。お会計でサインして部屋に戻る。

さて、まだ一仕事残っている。例の大量採取したふきのとうのアク抜き処理だ。生のままだと鮮度がどんどん落ちるので、今日中に茹でて水にさらしておく。そのため鬼怒川で活躍した小型ガスコンロに加え、小さな鍋を持参していた。

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沸騰させて水で洗い、水に晒す用の袋にぶち込んでは次のロットを煮て…、を繰り返す。火気反応せぬよう、窓を開けてその近くでずっと煮ていた。プリンスホテルの部屋で山菜の下処理~アク抜きまでする客など居ないだろう。

ようやくアク抜きを完了させ、作業の時間に。今日はふきのとう関連を最優先にしてしまったので連絡打ち返しなどなどをようやく済ませる。

やがて数時間経って一段落。水に十分晒されてアクも抜けたはずなので、水を切ってペーパータオルで水気を取ってビニール袋に。この状態で冷蔵庫で保管して明日持ち帰り、家で刻んで味噌等で油炒めにしてふき味噌を調理する予定だ。自ら摘んで処理したものを料る。春の味覚を自宅でしばらく楽しめそうだ。

作業を終えてしばらくゆっくり過ごす。〆に売店で買ったカップ味噌汁を鍋で調理し、ふきのとうを少し加えて。苦味がいいねぇ…。旨し!

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やがて早めの時間に就寝することに。山を登り疲れた。