糖質制限で減量したり、現状維持に挑戦する記録

高寺伸吾・45歳。2015年頃、都合9ヶ月間で約38kg減量。今は食生活を昔に戻しつつ、ジョギング等で体を鍛えながら減量中。

7/23 2756日目 浜松~京都の長い一日

朝の体重:計測せず

外泊中のため計測していない。

<朝>

携帯アラームの大分前に目が覚める。部屋の障子越しの窓が眩しいのだ。やっぱりカーテンを締めて寝るべきだったか。一旦目が覚めてしまっては寝ていられず起床することに。

身支度を整えてホテルを出る。ちゃんとジョギング用のシューズも持ってきていたので走ることに。湖沿いを走って浜名大橋の近くまで行ってみる。湖沿いの駐車場で準備運動を済ませて走り始める。

気温は24℃程度と非常に涼しい。そして湖からの風が非常に爽やかで気持ちが良い。湖に沿ってずっと漁港が広がっている。今日は日曜なので船が多く泊まっていた。

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代わりに釣りを楽しむ姿が多く見られた。普段、見慣れない風景を走るのは非常に楽しいものだ。

やがて20分程度で浜名大橋のふもとに到着。すごくデカい。

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徒歩(走り)では向こう岸に渡れなさそうだった。これが渡れればぐるっと内湾一周できてもっと楽しいのになぁ。来た道をいろいろ寄り道しながら再び走ってホテル方面に戻る。

ジョギング中に見つけた浜名湖の花たち。濃いピンクの花が印象的な木は「セイヨウキョウチクトウ」。漢字だと「西洋夾竹桃」葉が竹に、花が桃に似ているという中国名に由来している。鮮やかで綺麗な見た目に反して、全体にかなり強い有毒成分が含まれているとか。

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この辺りではあちこちに生えているなぁ、と思って見ていたのは「シチヘンゲ」。花の色が徐々に変化することから命名されたとか。確かにピンクだけ、ピンク&黄色、オレンジなどのカラバリも見られた。種には毒が含まれているとか。浜名湖の花、毒素強めか?

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石垣に頑張って綺麗なブルーの花を咲いていたのは「ヤナギバルイラソウ」。繁殖力が強く、駆除対象になっている地域もあるとか。よほど「シチヘンゲ」の方があちこちで見られたが。

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ホテル近くのコンビニをゴール地点としていた。公衆トイレや海水浴用の足洗い水道などたくさんあるのが助かる。手洗い・洗顔してさっぱり!涼しくとも夏なので汗はだくだくだ。コンビニで麦茶を買ってほぼ一気飲み。非常に旨し!

朝は雲が厚かったが、徐々に切れてきて今日も良い天気になりそうだ。

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大きな鳥居の向こう側が浜名大橋。こう見ると非常に遠そうに見える。

ホテル隣の「辨天神社」を詣でる。小さいが綺麗で良い雰囲気ある神社だ。クマゼミの大合唱がBGMだ。

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ホテルに戻ってまずは大浴場へ。温泉にじっくり浸かった後は30分ほど半身浴。朝のいい時間帯なのに大浴場は私の貸切状態だった。そこそこ駐車場に車が止まっていたのだが。水シャワーでクールダウンしてさっぱり。

部屋に戻ってチェックアウトの時間までゆっくりする。昨晩飲み残した(取っておいたともいえる)レモンサワーで朝から乾杯だ。ジョギング&半身浴後の一杯、非常に旨し!

ホテルの冷蔵庫は大抵1ドアのミニサイズだが、たまに冷凍コーナーも設けられている。このホテルのものはまさにそれで、昨晩使い残した氷も全然カッチカチだ!レモンサワーは氷たっぷりが良い。

つまみはカップのグレープフルーツだ。朝食がこれだけとはまるで意識の高い女優かのようだ。

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意識の高い女優は朝からレモンサワーなんて飲まないけどな。残ったシロップはレモンサワーに投入するとシトラス感マシマシでにっこり。

飲みつつ、ゆっくりしながらもチェックアウト時間に向かってダラダラ片付けや着替え等を始める。それでも事前の想定より早めに起床して行動していたので時間に余裕があっていい感じだ。

やがて10時近くになってロビーにてチェックアウト。急げば浜松行きの電車にいい感じで間に合うはずだが、別に急いでないし、早く浜松に行っても鰻屋は11時からだ。なのでホテルのロビーで次の電車までしばらくゆっくりしながら待たせてもらう。自販機で水を買って飲みながら。

リンちゃんも温泉の後、このロビーから鳥居を眺めていた。


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時間になってホテルを後にして駅へ。電車に揺られて弁天島を後にする。やはり湖はいいものだ。できればもう少しゆっくり過ごして前回行った花博跡の公園にも行きたかったが、もう少し涼しくなってからか、やっぱり花の季節である来年の春頃か。いずれまた来よう。

<昼>

浜松に到着し、オープン前の鰻屋に到着。日曜なので客が多いと思っていたが10分程度待って入店。待ちの列は先頭だったが入店時には満席。1巡で入りきれなかったようなので早めに並んで正解だった。

まずは瓶ビールで乾杯だ。うざくをつまみに。非常に旨し!

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うざく、美味しいよねぇ。酢もきつくなくまろやかで上品な味付けが流石。ビールが進む。

そうしていると鰻重が到着。鰻一尾分の「竹」をいただくことに。このオーラたるや。スマホの待ち受け画面にでもしたいよね。非常に旨し!

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あー、ご飯大盛りでも全然いけてたなー、と思いつつ完食。昨晩のホテル持ち帰りも美味しかったが、できたてはやっぱり旨いものだ。

さて、今日はこの後、京都へ行く。今は祇園祭の後祭の真っ最中。祇園祭は私が学生時代を賭けたフィールドワークとして密着取材した祭。お世話になった保存会やそのおっちゃんらに年一のご挨拶しに祭を見物するのが今も私の初夏のルーチーンだ。

浜松から京都までまた「ぷらっと」で取ってあるが発車までまだ40分以上ある。居酒屋で一杯も、喫茶店でアイスコーヒーもどっちも違う感じだ。ウロウロと駅ビル内を歩いているとマッサージ店を発見。髪を切ってもらう度、少し理容師さんが揉んでくれて気持ちよく、「近々マッサージに行こう」と思いながらすっかり忘れてしまっている。

20分のコースが良い時間つぶしになると思い、施術をお願いした。女性のKさん、なかなかグイグイ来寄る。揉みながら、発音や表現が少し怪しい日本語で「ガッチガチですねー」「リンパが流れていない」「触ってるだけで力入れてないよー」「この辺も痛いでしょ、うふふ」と。うふふじゃねぇよ、超痛いよ。「2週に一回くらい揉んで貰ったほうがいいよー」とも。

揉んでもらううちに痛みに耐えられるようになり、施術が終わったら体がフワリとする感が。Kさん、けっこう当たりの施術師だったのかも。名刺を頂いて、次回浜松に来た際にはまたお願いしよう。

少し待合室で時間を潰してのぞみに乗車。京都へ向かう。鰻重、「大盛りでも良かったなぁ」の後悔を残したくないので、乗車間際に鰻弁当を購入していた。ぷらっとのドリンクサービスで静岡限定の500mlサッポロビールとともに。旨し!

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流石に満腹だ。もう食えない。

名古屋を通過し、ぼーっと車窓を楽しむ。そうすれば眠気が襲ってくるのでうとうとと居眠りを楽しむ。そういえば数日前から東海道新幹線のチャイム曲が変わった。昨日から車内で少し違和感を感じながら聞いている。私にとって永遠の車内チャイムは「鉄道唱歌」と「ハイケンスのセレナーデ」だが。

気づけば京都到着。久々の京都だ。蒸し暑さは相変わらずで逆に ”来たなー” という感じになる。地下鉄で市街地へ移動。地上に出ると懐かしい祭の雰囲気だ。

まずはホテルにチェックインする。今日は普通のビジネスホテルだ。部屋に荷物を置いてまずは今夜の基地を作りがてら冷房で涼んで外へ出る。

まずは定例の、親戚に贈るお菓子類を買いに大丸へ。デパ地下でいろいろ買って詰め合わせして送る手筈を整える。ついでに自分のつまみ類も購入。試しに錦市場に行ってみたが凄い人…。特にインバウンドの人たちが多かった。ささっと目当ての店を巡って買い物を済ませる。

ホテルに戻って大浴場へ。狭いながら大浴場とサウナがある。残念ながら水風呂は無いのでサウナは見送って汗を流してさっぱり。

部屋に戻ってしばし休憩。冷房にあたりながら少しベッドに横になる。

<夜>

さて、日も暮れかけた頃、祇園祭の雰囲気が高まってきた頃にホテルを出て私が学生時代にお世話になった保存会へ向かう。まずは寄付を済ませ、厄除けちまきを買って会所(寄合所みたいな建物)内へ。私くらいになると「囃子方の◯さん、△さん、▢さんいらっしゃいますか?」と関係者の名前が分かっていて関係者のみの場所へも行くことができてしまう。

「久しぶりやなー」「元気そうやな!」などと懐かしい顔のおっちゃんらとご挨拶。20歳前後にお世話になってすでに25年目。ずっと可愛がってもらっている。「高寺君、飲みやー」と言いながら冷蔵庫からビールを出して下さった。懐かしい皆さんと乾杯しながら囃子方の状況や近況の話をしたりして楽しく過ごす。

お囃子を間近でしばらく鑑賞。やはり京都にこれ以上合う曲と風景は無いと思う。

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やがて良い時間になって「日和神楽」という儀式に皆さん出かけていく。囃子を演奏しながら四条寺町まで練り歩き、明日の好天を祈念する。途中数か所に休憩所があって、そこで振る舞われるビールやおつまみが楽しみだったりする。流石にもう部外者なのでついて行かないが。

皆さんを見送って学生時代に大変お世話になった方のお宅にご挨拶。「よう来てくれたなー」とお宅に迎え入れてもらう。今は一線を退いたが祭の生き字引のような方で、学生時代に保存会のキーマンとなって私の面倒を見てくれた大変恩のある方でもあり、社会人になってからも私のことをずっと可愛がってくださっている。

久々にお邪魔するお宅でいろいろお話を伺う。内容は伏せるが。なるほど、点と点が線に繋がっていく。すっかり1時間以上話し込んでしまった。

別れ際、「ちょっと様子をみてみよかー」と一緒に会場の近くへ。すっかり昼の暑さは潜んで涼しい風が。しばらく共に祭の様子を遠く眺めながら会話する。祭の光が眩しい。

お礼など申し上げてお別れする。

本来であれば深夜のイベントまでどこかの店で晩酌でもしようかと考えていたのだが、想定以上に話し込んでしまった上に店探しが面倒なので一旦ホテルに戻ることに。会場の近くのホテルなので歩いて5分程度で行き来できる。

想定以上に濃い話をリセットすべく、部屋に戻ってビールで乾杯。昼間に買っておいた京都の味各種で晩酌開始だ。旨し!

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この季節の京都名物「鱧の落とし」、三木鶏卵の「だし巻き」はマストで頂く品だ。大根のあっさり漬が美味いのを知っていたので買ったは良いが切らねばならない。ホテルのフロントでダメ元で聞いたらフルーツナイフを貸してくれた。自◯の恐れから絶対貸してくれないだろうなー、と思っていたが。やっぱり「聞くだけタダ」精神で聞いてみるものだ。

しかしそうゆっくりもしていられない。宵山最後、深夜のイベントが繰り広げられるので鑑賞しに行くことに。たまたまその場に居合わせたカップルが私に声を掛けてくれた。愛想笑いでやり過ごすつもりだったが、人が良い爽やかな2人で、黙っているつもりだったがいろいろ聞いてくるので、つい保存会の謂れ話などをしてしまう。

御神体の観音様を神輿でかついで町内を3周するのだ。町の端では大きく上下に揺らす。

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深夜最後の宵山の行事、何度見ても良いものは良い。イベント後、皆さんいろいろ忙しいのでそのままそっとその場を離れることに。カップルと挨拶を済ませて。

〆にひと麺すすりたくなる。スマホで調べると京都発祥のラーメンのチェーン店が日曜深夜でも営業していることが判明。

正直、京都のラーメンはあまり好きでないのだがピットイン。それでも食べたかった麺&汁物なのでそれなりに旨し。

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無料サービスの九条ネギをたっぷりとトッピングして頂いた。

ホテルに戻り、まずは大浴場でさっぱり。部屋に戻っていろいろ用事を済ませて明日も早いので就寝することに。何だか長く、濃い一日だった。