朝の体重：83.6kg （2016/5/1の74.2kgから+8.4g 昨日から+0.5kg）
運動しないと確実に増えるな。
＜朝＞
普段よりも早めの時間に携帯アラームで起床。入浴を済ませて炭酸水を飲む。身支度を整え、荷物とともに家を出る。今日から2泊3日で同じ県内ではあるが秩父へ旅行だ。
秩父といえば観光資源に恵まれた、埼玉では数少ない観光地なのだが、我々ウイスキー沼の住人にとっては「秩父蒸溜所」という、日本中だけでなく世界中の沼住人にとってジャパニーズウイスキーの聖地がある場所だ。蒸溜所は一般公開していなく、誰もが気軽に訪れることはできない。
ずっと仲良くしてもらっている秩父在住のウイスキー仲間の友人、友人というよりも兄貴分にあたる方が、地元のウイスキーファンならではの交流を深めていて見学会を企画することができ、何ヶ月も前から私たちを誘ってくださっていたのだ。ずっとこの機会をモチベーションに大型プロジェクト等の仕事を頑張ってきたといっても過言でない。
通勤ラッシュ時のバスに乗車。最寄りの停留所は終点の方が近いので座れるので構わないが、この後の浦和ー池袋間がここ数日感じていたちょっとした憂鬱だった。好きな人など居ないだろうがラッシュが嫌いなのだ。
そこで思いついてしまった。浦和から秩父へは、①一旦都内・池袋まで移動して西武の特急で行くルート、②熊谷まで行き、秩父鉄道（ロングシートの各停のみ）で行くルートの2種がある。
県内移動のはずなのに一旦都内へ出る①を選びがちだが、その大きな理由は①の特急列車が快適なことと、②の秩父鉄道の車内に「トイレ」が無いからだ。車内バーをしているとどうしても出したいものが発生してしまう。しかし今回はここ数日の胃もたれのこともあり、念のため夜までアルコール無しにするつもりだった。しかも旅の相棒である地元の友人は昨日から既に秩父入りしている（腰を据えて対処すべき仕事の作業合宿中）ので私がトイレ不要であればそれで済む話だ。こりゃ今回は②で行くことにしよう！
浦和駅でコーヒーを買って事前の予定と方面が真逆の高崎線に乗車。都心方向の電車とは全然違って空いていて快適！PCで少し連絡返信などを行う。
40分はあっという間に過ぎて熊谷到着。秩父鉄道に乗り換えだ。
ルート①②とも時間はほとんど変わらない。この路線、車内にトイレが無いだけで利用客取りこぼしていると思う。
ロングシートの車内が少し旅情欠けるが車窓が少しずつ山の風景に変わっていく。眺めながら緑茶を飲みつつ、たまに来る仕事の連絡を打ち返す。
秩父駅のもう一駅先の方がホテル最寄りだと気づいているほどの秩父フリークだ。御花畑駅に到着。
＜昼＞
まずはホテルへ荷物を預けに行こうとするが、ラーメンの有名な店を少し覗いてみると開店直後なので5人しか並んでいなかった。昼時には何十人も並ぶのでスルーすることが多いがこの人数なら並べる。
しばらく待って入店。この店の名物を発注。旨し！
ごま油で炒めたネギ・豚バラ肉がいっぱいの名物そば。スープも具も非常に旨くて好みのタイプなのだが麺だけが残念なのは変わりなかった。モソモソ粉っぽく、私の好みではなく。ちなみに具・汁は自宅で完コピに近い程度まで似せて調理できるが、やっぱり実物には敵わない。（麺以外は）
タイミングによっては1人でも4人掛けのテーブル席・座席を使わせていた。コロナ云々で相席させない店の意図なのだろう。私も一人でテーブル席を使わせてもらったが、こりゃただでさえ味が人気で並びが多い店だったが、より待ち時間が長くなってるはずだ。
会計を済ませてピットアウト。こうなればホテル前にランチのはしごだ。目を付けていた駅前の蕎麦屋へピットイン。秩父といえば蕎麦が有名だが、この蕎麦激戦区で比較的新しい店のようだ。広く綺麗な空間が心地よい。
もりそばを頂く。蕎麦屋ではつい反射的に大盛りにしてしまう。中華そば食べた後なのに。これがまた非常に旨し！
蕎麦の香りもコシも良い。やっぱり秩父の蕎麦は旨いなぁ。食後の蕎麦湯もトロみが最高で器の底には蕎麦の実も入っていて一層香りが良い。こりゃやがて人気店になりそうだ。
会計を済ませて今度こそホテルへ。チェックイン時間には早すぎるのでロビーのデスクを拝借する。電源・WiFiを使わせてもらえるだけなく、コーヒー・お茶サービスもあり、非常に良いテレワーク環境だ。お茶・コーヒーを頂きながらしばらく作業タイムに。これまでに来ていた連絡を打ち返したり、ビジネスパートナーのプレゼン風景をリモート録画・編集したり。小一時間作業を行った。
14時過ぎに作業を終え、荷物を預けて外出しようとしたところ「お部屋の準備整いましたー」と声を掛けてくれたのでチェックイン。部屋に荷物を置いて外出する。
夕方の友人との合流まで時間があるので街をふらりと。まず目指すはホテル近くの道の駅だ。
今回の宿泊先は違うが、秩父のホテルといえば秩父駅前の「第一ホテル」か西武秩父駅近くの「ルートイン」だがどちらもあまり規模が大きくない。道の駅の裏にでっかいルートインができると聞いていたがこりゃデカいや。
今年の9月開業予定とのことなのでいずれお世話になるだろう。
道の駅訪問が目的だが、散々食べた後なのだがまだ蕎麦を食べるのだ。
昼に中途半端な時間、街中の蕎麦屋がアイドルタイムに入るが、道の駅の立ち食いそば屋は営業中。しかもちゃんとした蕎麦屋直営だ。秩父名物「くるみそば」を大盛りで頂くことに。忘れていたが「海苔無し」でお願いすると50円キャッシュバックされるのだ。律儀。
天気が良くて気持ち良いので外のテーブルで頂いた。旨し！
前回、「旨いっちゃ旨いがそれなり」な感想だったはずだが、今日頂いたら蕎麦がけこう美味かった。つゆのくるみ的な部分は改善できそうだが。それでも750円＋大盛100円-キャッシュバック50円で800円の蕎麦だと思えば十分満足。
屋外には今でも水道水になっているという、川の地下水が汲み放題だ。お冷も飲み放題。旨し！
売店を少し冷やかし、ふらふら街中を歩くことに。もう秩父は2桁回数来ているので勝手知ったる街だ。まずは（といっても既にけっこう楽しんでいるが）秩父神社を詣でる。いつも通り立派だしいい雰囲気の神社だ。
参拝客が途切れないのでしばらく粘った瞬間、無人の境内を撮影。
続いて秩父鉄道の秩父駅併設の地場産センターの土産物売り場を冷やかす。まぁ、変わりばえはなく。
うろうろ街を散策。札所を訪問。こじんまりしているが緑や花が美しいお寺だった。境内撮影NGとのことで外から。
さらにスマホのマップを眺めつつうろうろ。いい感じの神社は「今宮神社」。初めて来たがこちらもいい雰囲気の神社だ。境内が新しいようで綺麗だった。
境内のご神木もオーラあり。ほんと緑が綺麗な季節だ。そして晴天で秩父の綺麗な空気が心地よい。
神社を出たところで見覚えのあるシルエットを発見。近づいてみると首輪なしのさくらねこだった。なんと私のようなおっさんにも少し触らせてくれた！
「ヒャッ、ヒャッ」と小さく鳴きながら『ついて来いや』と言わんばかりに先導された。まるで一緒に散歩しているようにしばらく歩く。自販機で買った緑茶ボトルを飲みながら。
やがて『ここが秘密のいい所だぜ』と言わんばかりに人のお宅の玄関先でまったりし始めた。流石におっさん一人が人のお宅の前でじーっと立ち止まっていると不審者なのでしばらくして猫とさよならする。
近くに百貨店の看板が見えたのでトイレ休憩がてら店内を冷やかす。店内のベンチを借りて軽く作業対応を済ませる。
さて、友人と合流する前に行こう、と思っていた行き先が見事友人と被った。ひとっ風呂浴びるため西武秩父駅前の温泉施設へ行く。考えることは一緒だ。
チェックインして湯に浸かる。非常に気持ち良し。浴場で友人と合流できた。久々のサウナ＆水風呂気持ち良し！
＜夜＞
いい感じになり、缶ビールで今日始めてのアルコールを摂取しながら。非常に旨し！飲みつつ、仕事後のウイスキー兄貴と合流する約束していたバーへ。
店に入り、マスターと挨拶していると兄貴もやがてピットイン。再会を楽しみつつ、ウイスキーやビールで乾杯だ。改めて旨し！ポップコーン・クラッカー等のおつまみをつまみつつ。
秩父ウイスキー界の重鎮であるバーのマスター、海外のウイスキーフェス出展で昨日まで店を閉めて出張だったそうだ。そのお陰で、マスターのお土産であるハンドフィル（蒸溜所で自ら手詰めした）の貴重なウイスキーを頂けることに。どれも旨し！
酒は嗜好品。好みは人それぞれなので、どれが旨い・あれも旨いなど言いながら飲み合いつつ、いろいろ近況などなど含めて楽しく話しながら。非常に楽しい時間を過ごした。
明日の蒸溜所ツアー時間などを確認しながら明日もあるので今夜は一旦解散。友人としばらくウイスキーを飲み続け、やがて会計を済ませてバーを後にする。
友人とお互い、小腹減ってるよねー、ということで駅前の適当な居酒屋にピットイン。美味いウイスキーの後で順番が逆ではあるが、瓶ビールで改めて乾杯。適当な居酒屋つまみを頂きながら。
他の客が居ないので少し不安だったが、期待以上に料理が美味しくて満足。いい2次会になった。
コンビニに寄ってホテルに戻る。各自部屋で楽な格好に直って再び私の部屋で飲み直すことに。レモンハイ・ハイボール等で乾杯だ。飲みながらいろいろ会話を楽しむ。
我々はアホなので黙っていると延々と飲み続けてしまう。明日が今回の訪秩の本番なので日が代わった頃にお開きにすることに。水を飲んで就寝した。
